繋がれていく思い

社員便り

こんにちは。富山支店営業課の林です。

年が明けて厳しい寒さが続く今日この頃ですが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか?
寒い季節になると「あったかい」ものが恋しくなりませんか?
そんな皆さまに、おすすめの「真空管アンプ」をご紹介します。

懐かしいと思われた方はそれなりに齢を重ねられた方かと思います。
これは「アンプ」の名の通り音を増幅してスピーカーを鳴らす装置で、使用するとほんわかと灯りがともり熱を出しますので、寒い冬にはピッタリです。
ともった灯りを見ながら好きな音楽を聴く・・・マニアには至福の時間となります。
特にお気に入りは、私に真空管アンプの世界を教えてくれた師匠より、ご自分の分は確保したからと譲っていただいた1987年USA製「WE300B」ウェスタンエレクトリックです。

これは、昔の映画館等で使用されていた真空管で、数多くある種類の中でも希少価値が高く「真空管の女王」と称えられる逸品で、令和の今では買いたくても買えない高嶺の花でした。
「大事に使えば真空管の寿命は永いから、好きな音楽を楽しんで!」と言われた時に、嬉しくもありながら、古き良き文化を次世代に繋いでいくということの大切さを深く感じました。


さて、繋ぐと言えば私たちも仕事でお客様の残したい建具や欄間等、様々な思い出の品を新居でも活かす提案をさせていただくことがあります。
先日も長い年月お庭で育てられたイチイの木を製材し、何十年も寝かせてあった床柱があると伺い、建替えられた新居で使わせていただきました。
「いつかは・・・」との思いが叶ってようやく日の目を見る事となり、建物が新しく変わってもご家族の思い出あふれる床柱と、それを育んでくれたお庭を毎日眺められるお住まいに、大変喜んでいただきました。
このような繋がれていく思いも大切にしながら、お客様の思いに寄り添った提案を続けていきたいと思います。

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