季節のお役立ちコラム

和室は気軽にゴロンと横になれ、子供のお昼寝や遊び場として使えたり、来客時にはゲストルームとして使えたりと汎用性が高いのがメリットです。また、自然素材を使用した和室は調湿効果に優れ、夏は涼しく冬は暖かさを維持し、リラックス効果もあります。しかし、そうした湿気を吸いやすい自然素材は日頃のお手入れを怠っていると知らない間にカビが発生してしまうこともあります。
今回は和室の日頃のお手入れ方法をお送りします。

掃除の基本は上から下へ、照明器具の傘や壁の上方から掃除をはじめ、畳が最後になります。

聚楽壁

聚楽壁とは塗り壁の中でも“土”を仕上げに塗る土壁です。他にも塗り壁には漆喰壁や珪藻土壁などの種類があります。聚楽壁は土の肌合いが素朴で、クロスと比較して湿気や臭いを吸着する機能があります。また、全体的なくすみや黒ずみなどが目立ちにくく、壁全体の色の変化が味わいになったりする利点がありますが、聚楽壁は表面がざらざらしているため、埃や汚れが着きやすく落ちにくい上に、吸湿機能があるためにカビが生えやすい要素が揃っています。カビが生えたりシミや傷を直す場合は壁一面を塗り替えるなど大掛かりな補修が必要になります。
聚楽壁の普段のお手入れは、はたきで埃を落とすか、ハンドワイパーの静電気で埃を吸着して掃除します。
また、壁に汚れがついたときは消しゴムでその部分を軽く叩くと落ちる場合があります。
聚楽壁とは塗り壁の中でも“土”を仕上げに塗る土壁です。他にも塗り壁には漆喰壁や珪藻土壁などの種類があります。聚楽壁は土の肌合いが素朴で、クロスと比較して湿気や臭いを吸着する機能があります。また、クロスに比べると全体的なくすみや黒ずみなどが目立ちにくく、壁全体の色の変化が味わいになったりする利点がありますが、カビが生えたりシミや傷を直す場合は壁一面を塗り替えるなど大掛かりな補修が必要になります。
聚楽壁は表面がざらざらしているため、埃や汚れが着きやすく落ちにくい上に、吸湿機能があるためにカビが生えやすい要素が揃っています。
聚楽壁の普段のお手入れは、はたきで埃を落とすか、ハンドワイパーの静電気で埃を吸着して掃除します。
また、壁に汚れがついたときは消しゴムでその部分を軽く叩くと落ちる場合があります。

【普段の掃除】

畳の繊維の向き「目」に沿ってほうきや掃除機でごみを取除きます。ごみを取除いた後は乾拭きを行って畳表面の皮脂汚れなどを落とします。
畳の繊維の向き「目」に沿ってほうきや掃除機でごみを取除きます。ごみを取除いた後は乾拭きを行って畳表面の皮脂汚れなどを落とします。

【飲み物等をこぼした場合】

歯ブラシ・乾いたタオルやティッシュ・小麦粉もしくは塩を用意します。こぼれた液体は乾いたタオルやティッシュですぐに吸取ります。
汚れた部分に小麦粉を振りかけて湿ってくるまで放置し、畳の目に沿って歯ブラシで優しくこすります。
掃除機で小麦粉を吸い取り、固く絞った雑巾で拭き取って終了です。シミになる前に、素早く対応しましょう。
歯ブラシ・乾いたタオルやティッシュ・小麦粉もしくは塩を用意します。こぼれた液体は乾いたタオルやティッシュですぐに吸取ります。
汚れた部分に小麦粉を振りかけて湿ってくるまで放置し、畳の目に沿って歯ブラシで優しくこすります。
掃除機で小麦粉を吸い取り、固く絞った雑巾で拭き取って終了です。シミになる前に、素早く対応しましょう。

【日焼けや汚れ】

水とクエン酸を混ぜて「クエン酸水※」を作ります。そのクエン酸水に雑巾を浸して固く絞り拭き取ります。その後は乾いた雑巾で水分が残らないようにお手入れするのがポイントです。
ただし青さの残る新しい畳は、色が褪せてしまうことがあるのでおすすめできません。畳が古くなり、汚れが目立ってきたときに使うようにしましょう。
※水500mlに対してクエン酸小さじ1杯
水とクエン酸を混ぜて「クエン酸水※」を作ります。そのクエン酸水に雑巾を浸して固く絞り拭き取ります。その後は乾いた雑巾で水分が残らないようにお手入れするのがポイントです。
ただし青さの残る新しい畳は、色が褪せてしまうことがあるのでおすすめできません。畳が古くなり、汚れが目立ってきたときに使うようにしましょう。
※水500mlに対してクエン酸小さじ1杯

【焦げ】

線香やタバコで焦げ跡をつくってしまったときは、オキシドールを使います。
綿棒などに染み込ませ、焦げ跡をふき、脱色すると目立たなくなります。
線香やタバコで焦げ跡をつくってしまったときは、オキシドールを使います。
綿棒などに染み込ませ、焦げ跡をふき、脱色すると目立たなくなります。

【カビ】

消毒用エタノール(濃度70%~80%)をカビが発生している場所に吹きかけ、畳の目に沿って歯ブラシなどで優しく擦り、最後に乾拭きして畳の水分を拭き取ります。
雑巾での水拭きは、畳に水分が移るため、逆にカビを繁殖させてしまいます。また、掃除機で吸い取ると排気口から吸い取ったカビが室内に排出されるので、ほうきやブラシで優しく取り払いましょう。
消毒用エタノール(濃度70%~80%)をカビが発生している場所に吹きかけ、畳の目に沿って歯ブラシなどで優しく擦り、最後に乾拭きして畳の水分を拭き取ります。
雑巾での水拭きは、畳に水分が移るため、逆にカビを繁殖させてしまいます。また、掃除機で吸い取ると排気口から吸い取ったカビが室内に排出されるので、ほうきやブラシで優しく取り払いましょう。

敷 居

和室の敷居には摩耗に強く強度の高い松材が一般的に使用されます。
松材は油分を含み、室温が高くなる季節にネバネバとしたヤニが発生することがあります。
ヤニは透明な水あめ状だったり、黒いゴマをつぶしたように平になっていたりします。
雑巾やタオルにエタノールを少量染み込ませヤニを拭き取ってください。
成分の高い無水(消毒用)エタノールを使用します。
あまり余分なものが入っていると色落ちやシミの原因になるので純度の高いものを選びましょう。
エタノールはすぐ揮発するのでしばらくすると濡れた感もなくなります。
ヤニがひどい場合はもう一度無水エタノールをつけ拭き取ってください。
和室の敷居には摩耗に強く強度の高い松材が一般的に使用されます。
松材は油分を含み、室温が高くなる季節にネバネバとしたヤニが発生することがあります。
ヤニは透明な水あめ状だったり、黒いゴマをつぶしたように平になっていたりします。
雑巾やタオルにエタノールを少量染み込ませヤニを拭き取ってください。
成分の高い無水(消毒用)エタノールを使用します。
あまり余分なものが入っていると色落ちやシミの原因になるので純度の高いものを選びましょう。
エタノールはすぐ揮発するのでしばらくすると濡れた感もなくなります。
ヤニがひどい場合はもう一度無水エタノールをつけ拭き取ってください。

カビは埃や人間の垢、皮脂などを養分にするためお手入れしないで放置しておくと、カビの発生につながる可能性が高まります。乾燥した天気のいい日には窓を開けて部屋に風を通し、空気を循環させましょう。外の湿度が高いときは窓を開けずにエアコンの除湿機能や除湿機を使うのもおすすめです。また、押入れは扇風機を当てて換気を促すことも効果的です。布団を仕舞う時は、しばらく置いて湿気を取ってから収納するようにしましょう。そして普段からこまめな掃除を心掛け、カビの養分となる埃などを残さないようにしましょう。

玉家の家づくりを知る

外観・インテリアなどの実例が掲載されたデザイン集をお送りします。
ハウジングギャラリー響には、家づくりに役立つ情報や、玉家建設の設計力がわかる展示がございます。お気軽にご来場ください。

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