おうち時間を楽しむ暮らし術

手作り水引でお正月を楽しもう

お年玉や祝い箸に心を添えて・・・
水引の基本「梅結び」を手作りしてみよう!

様々なシーンで活躍する水引。
手作りするのは難しいイメージがありますが、お手頃な材料で作れるので、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。手作りの水引を自分なりにアレンジして、おもてなしの心を演出してみてはいかがですか。
今回は水引の基本となる結び方、「梅結び」をご紹介します。

水引の基本「梅結び」とは

梅は、松竹梅から連想されるように、昔から日本で縁起の良いものとされてきました。梅結びは、結び目が固く簡単にほどけることが無いことから、人と人の固い絆を表したり、梅の花が春を告げる花であることから、運気向上、無病息災の想いが込められています。
結婚式から出産祝い、入学祝いなど慶事全般に使える結び方です。

梅結びに必要な材料

■水引

水引で圧倒的に多いのが赤色ですが、他にもバラエティ豊かな色の水引が販売されています。今回は手芸店と100円ショップで水引を購入しました。
※水引には色々種類がありますが「絹巻水引」が扱いやすくおすすめです。

はじめの準備

梅結びを作るのに、まずは水引の長さを整える必要があります。本数は厳密に決まっていませんが、増えると難しくなるので、まずは3本から作ってみることをおすすめします。
45センチくらいの水引を3本用意して、ペンなどの丸いものをあて、しごいて柔らかくします。両端の5~6cmはしごかずに残しておきましょう。この準備があると綺麗に結びやすくなります。

用意するもの

水引45cm×3本(梅結び1個分)
•ハサミ
•木工ボンド
•クリップ
•つまようじ

(1)

水引を揃えて持ち、中心あたりで右側(a)が上にくるように交差し、しずくの形を作ります。

(2) 交差した部分を右手で持ちます。
(3)

しずく形の輪の上に(a)を重ねて2つ目の輪を作ります。

(4)

水引が交差した部分を左手で持ち、右手を離します。

(5)

(a)の水引の先端を右手で持ち、水引の並び順が変わらないように注意しながら、(b)の下を通し、上→下→上→下の順に、交互に通していきます。

(6)

(5)が終わると、このような形になります。

(7)

ここから形を整えていきます。まず、左右の輪を両手で持ち、引っ張って中央のしずく形の輪を小さくします。輪が小さくなったら、中央の交差した部分を左手で持ちます。

(8)

内側の水引から1本ずつ丁寧に引いて、輪を小さくします(※写真1→2→3の順)。中央のしずく形の輪と同じくらいの大きさになるように調整しましょう。
整えたらこの後作業しやすいように、水引の先端を揃えてカットしておきましょう。

(9)

左側(a)の3本を、中央の輪の中に上から入れます。並び順が崩れないように気をつけましょう。結びの裏面に沿わせるように引いていくと、4枚目の花びらになります。

(10)

出来上がった4枚目の花びらに(b)の水引3本を上から通して、5枚目の花びらを作ります。

(11)

(a),(b)の水引を裏面で交差して、花びらの大きさを整えます。※写真は裏側です。

(12)

表から見えない位置で交差させた部分につまようじでボンドを付けます。

(13)

クリップで仮留めし、ボンドが乾くまで待ちます。

(14)

ボンドが乾いたら、余分な水引を表から見えない位置でカットします。

(15)

表に返して完成です!

左から「あわじ結び(3本)」「梅結び(3本)」「梅結び(1本)」。お年玉袋にプラスするだけで可愛らしい雰囲気に。
梅結びを3つ重ねし、祝い箸にデコレーション。金色が入ると華やかになります。

鏡餅と門松も水引でアレンジ。わが家だけの正月飾りに。

仕上がりサイズによって水引の本数を選びましょう

梅結びは、仕上がりサイズによって水引の本数を選ぶことが大切です。お年玉や祝い箸には小さめがぴったりですが、大きいサイズを作りたい時には、本数を多くします。華奢な仕上がりにしたいときは、細い水引にするのがポイント。色々な色を混ぜて作りたいという時には、本数を増やしてサイズを大きくしてみましょう。

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